クイーンズランド大学(UQ)はオーストラリア・ブリスベンの研究重視の名門大学です。
QS世界大学ランキング2027で世界同率40位、THE 2027では同率73位を記録。豪州を代表する研究大学群「Group of Eight(Go8)」の一員として世界的に高く評価されています。ただし、世界ランキングの順位と実際の出願難易度は必ずしも一致しない点に注意が必要です。
クイーンズランド大学(UQ)は、オーストラリア・ブリスベンにある研究が盛んな名門大学です。
世界的な大学ランキングでは非常に高い評価を受けており、主な最新データは以下の通りです。
クイーンズランド大学の世界ランキング(2027年版)

- QS World University Rankings 2027:世界同率 40位(オーストラリア国内6位)
- Times Higher Education (THE) 2027:世界同率 73位(オーストラリア国内4位)
※ランキングによって順位が異なるのは、評価する項目(学術的な評判、論文の引用数、教育環境など)の計算方法が違うためで、どちらかが間違っているわけではありません。
クイーンズランド大学のレベルと特徴
- 名門大学グループ(Go8)の一員
オーストラリア国内でトップクラスとされる難関研究大学群「Group of Eight(Go8)」に加盟しており、世界トップ3%に入る実力を持っています。 - 日本の大学との違い
世界ランキングの順位と、日本の大学受験における「偏差値」は測り方が違うため直接比べることはできません。しかし、世界的に見ても非常にレベルの高い教育・研究環境が整っている大学です。
【参考・出典】
・The University of Queensland – Rankings and recognition
・UQ News (QS 2027 / THE 2027)
クイーンズランド大学(UQ)の強い学部・研究分野
UQは総合的なランキングの高さだけでなく、特定の専門分野において世界トップクラスの評価を受けています。
- 世界トップレベルを誇る分野(QS分野別ランキング例)
- スポーツ関連分野:世界 2位
- 環境科学:世界 18位
- 農学・林学:世界 26位
- 学べる主な分野 理系・工学、生命科学、医療・健康、ビジネス(商学)、人文・社会科学など、非常に幅広い専攻が揃っています。
💡 大学選びのポイント
「総合ランキング」の順位だけでなく、自分が学びたい学科にどのような科目や実習、研究室があるか、卒業後の進路はどうなっているかを確認することが、後悔しない大学選びのコツです。なお、分野別の順位は2026年版、総合順位は2027年版など対象年が異なる場合があるため、比較する際は注意しましょう。
クイーンズランド大学の入学難易度・仕組み

1. 日本の「偏差値」の仕組みはない
UQの入試では、日本の大学受験のような「全国一律の偏差値」という基準はありません。代わりに、プログラム(学部・コース)ごとに、高校の成績基準、特定の科目の履修履歴、英語力などが個別に審査されます。
2. オーストラリアの「ATAR」と留学生の基準は違う
オーストラリアの国内生向けには「ATAR」という成績順位の目安(例:文系なら70、理系なら80、商系なら82など)が示されていますが、これは日本の高校を卒業する留学生にはそのまま適用されません。また、現地生向けの「最低合格保証(Guaranteed ATAR)」も、学生ビザで学ぶ留学生は対象外となる点に注意が必要です。日本の高校の成績は、UQが定める「国別の入学基準」に照らし合わせて審査されます。
3. 英語力の基準(IELTSスコアなど)
多くの学部課程では、英語試験の基準として以下が求められるのが一般的です。
- IELTS(Academic):総合(Overall)6.5以上、かつ各技能6.0以上
ただし、看護学、教育学、医療系などの専門分野では、さらに高い英語力が求められるケースがあります。また、IELTS以外の英語試験(TOEFLやPTEなど)が使える場合もあるため、必ず志望するプログラムごとの公式要件を確認しましょう。
【参考・出典】
・UQ公式 Rankings and recognition
・UQ公式 Study(入学要件・英語基準などの各コース情報)
日本からクイーンズランド大学(UQ)に入学する3つのルート

日本からUQの学部(学士課程)を目指す主な方法には、以下の3つのルートがあります。
1. 高校の成績と英語力を満たして「直接出願」するルート
日本の高校卒業資格や優れた成績、そして必要な英語力を満たしている場合は、学部の1年次へ直接出願できる可能性があります。志望するプログラム(学部・コース)の公式ページから、最新の条件を必ず確認しましょう。
2. UQ Collegeの「ファウンデーションコース(大学進学準備)」を経由するルート
直接の入学が難しい場合、UQが運営する「UQ College」のファウンデーションプログラム(大学進学準備課程)を修了して進む方法があります。
- 特徴:例えば標準的な「Standard Foundation」は通常10か月間で、入学に必要な英語力の目安はIELTS Overall 5.5(各技能5.0以上)などとなっています。
- 注意点:このプログラムを修了すればどの学部でも自動的に進学できるわけではなく、進学したい学部が求める成績や指定科目の条件をクリアする必要があります。また、期間が短い「Accelerated Foundation」などの別コースもあります。
- 費用について:2027年向けのStandard Foundationの授業料の目安はA$36,280、登録料などを合わせた合計費用は約A$39,172となります。学部の学費とは別に予算として考えておく必要があります。
3. 日本の大学からの「編入学・単位認定」を検討するルート
すでに日本の大学に在籍している、または卒業している場合、日本の大学で取得した単位がUQ側で認められれば、単位を移行して編入できる可能性があります。
- 注意点:どのくらいの単位が認められるかは一人ひとりの成績や履修内容をもとに個別で審査されます。「入学の許可」と「単位の移行(認定)」は別々の判断になるため、それぞれ個別に確認が必要です。
【参考・出典】
・UQ College Standard Foundation(ファウンデーションプログラムの詳細・費用など)
・UQ公式 Study(入学要件・各種コース情報)
クイーンズランド大学の学費【2027年の目安】
クイーンズランド大学(UQ)の公式プログラムページに記載されている、留学生向けの年間授業料(目安)の例は以下の通りです。
| 学位プログラム | 2027年の年間授業料目安 | 標準的な修業年数 |
| 文学部(Bachelor of Arts) | 約 A$48,080 | 3年 |
| 理学部(Bachelor of Science) | 約 A$56,800 | 3年 |
| 商学部(Bachelor of Commerce) | 約 A$56,800 | 3年 |
※授業料は履修する科目や大学側の改定によって変動します。また、上記の授業料のほかに、学生保険(OSHC)、学生ビザ申請費、現地での生活費や住居費、航空券代などが別途必要となります。
奨学金制度について
UQでは、優秀な留学生を対象とした以下のような奨学金制度が用意されています。
- International Excellence Scholarship(対象者の授業料が25%減免)
- International High Achievers Scholarship(対象者の授業料が20%減免)
注意点:国籍、過去の成績、出願するプログラムなどによって細かい条件があり、出願者全員が必ず受給できるわけではありません。最新の適用条件や募集状況は、UQの公式奨学金ページで確認する必要があります。
キャンパスと大学生活
UQにはいくつかのキャンパスがあり、学ぶ専攻によって通う場所が異なります。
- セント・ルシア(St Lucia)キャンパス:ブリスベン市内、川沿いに広がるメインキャンパス。歴史的な建造物「Great Court」をはじめ、図書館や研究・スポーツ施設が集まっています。
- ガットン(Gatton)キャンパス:農業や獣医学系などの専門施設が置かれています。
- ハーストン(Herston)キャンパス:医療・ヘルスケア系の拠点となっています。
大学を選ぶ際は、授業料だけでなく「どのキャンパスで学ぶのか」や、その地域の生活費なども含めて計画を立てることが大切です。
【参考・出典】
・UQ公式 Study(各コースの授業料・プログラム情報)
クイーンズランド大学の世界ランキング・レベルに関するFAQ

Q. クイーンズランド大学はオーストラリア国内で何位?
A. 見るランキングの種類や対象年によって順位が異なりますが、主な最新データは以下の通りです。
- QS 2027:国内 6位
- THE 2027:国内 4位
- ARWU 2026:国内 2位 このように、どの機関がどのような基準で評価するかによって順位が変わります。
Q. UQの世界ランキングは昨年から上がった?
A. はい、主要なランキングで上昇しています。
- QSランキング:前年(2026年版)の同率42位から、2027年版では同率40位に上がりました。
- THEランキング:前年の同率80位から、同率73位へと順位を上げています。
Q. UQは日本のどの大学と同じレベル?
A. 日本の大学の「偏差値」と、世界大学ランキングの順位は仕組みが全く異なるため、直接「日本の〇〇大学と同じレベル」と比べることはできません。大学のレベルを測る際は、ランキングの順位だけでなく、実際に学びたい学部の内容や、入学するために求められる条件などを総合的に見るのがおすすめです。
Q. IELTS 6.0だけで入学できる?
A. 多くの学部課程では、英語力の最低基準として「IELTS総合(Overall)6.5以上(かつ各技能6.0以上)」が求められることが一般的です。
そのため、総合で6.0のままだと直接の入学が難しい場合があります。もし英語力が足りない場合は、大学の進学準備コース(ファウンデーション)や、英語を学ぶプログラムからスタートする方法を検討することができます。
Q. UQとクイーンズランド工科大学(QUT)は同じ大学?
A. いいえ、まったく別の大学です。
- UQ:The University of Queensland(クイーンズランド大学)
- QUT:Queensland University of Technology(クイーンズランド工科大学) 名称は似ていますが、キャンパスの場所、強みとしている専門分野、世界ランキングなども異なります。
【参考・出典】
・The University of Queensland – Rankings and recognition
・UQ公式プログラムおよび入学要件ページ
まとめ:オーストラリアの大学留学ならオーストラリア大学留学専門サポートセンター

UQはQS世界大学ランキング2027で世界同率40位、THE 2027で世界同率73位という国際評価を受けています。世界ランキングだけで判断せず、志望コースの入学要件、英語力、学費、大学進学準備課程の要否まで確認することで、現実的な留学計画を立てられます。
オーストラリア大学進学を考えている方は、オーストラリア大学留学専門サポートセンター(Mirai Bridge)では、希望専攻や学力、将来の進路を踏まえた最適な進学プランをご提案します。大学院選びでお悩みの方は、ぜひご相談ください。

