足治療師(Podiatrist)とは
足治療師は、足・足関節・下肢に特化した“足の総合医療スペシャリスト”。
爪・角質・皮膚疾患のケア、外反母趾・巻き爪・足底筋膜炎・糖尿病足病変の管理、オーソティクス(足底板)設計、歩行分析などを行います。オーストラリアでは高い専門職として国家登録(Podiatry Board of Australia 認可)のもと臨床に従事します。
オーストラリアで足治療師になるには
- Podiatry Board of Australia(PBA)認可の大学コースを修了(通常 学士4年。一部にGraduate Entry(2〜2.5年)あり)
- 英語力:多くの大学で IELTS Academic 7.0(各7.0) を要求
- 臨床実習:学内クリニック・病院・地域クリニック等で段階的な実習を履修
日本では馴染みが薄い職種ですが、オーストラリアでは病院・地域クリニック・スポーツ現場・義肢装具・フットウェア産業まで活躍領域が広く、就業先の多様性が強みです。
入学要件と準備(標準像)
- 学力:高校成績(理系科目:生物・化学・物理・数学)を重視。
- 英語:IELTS 7.0(各7.0)目安。EAP(進学英語) → 本科パッケージの設計も可。
- 出願書類:卒業/成績証明(英日)、英語スコア、パスポート等。
- 進学ルート:
- 高校卒 → Foundation/Diploma of Health Science → Bachelor of Podiatry(1年次)
- 関連分野の学士卒 → Graduate Entry(2〜2.5年)
おすすめ大学(PBA認可・代表例)
学費は参考年の公表額。最新は出願時に当センターで確認・更新します。
University of South Australia(アデレード)
- Bachelor of Podiatry(4年)
- 英語:IELTS 7.0(各7.0)
- 進学ルート:SAIBTのDiploma of Health Science経由→学士
- 特徴:学内クリニック併設で早期から臨床スキルを積み上げ。
Queensland University of Technology/QUT(ブリスベン)
- Bachelor of Podiatry(4年, 2月)
- Graduate Entry(2.5年, 7月)あり
- 要件:IELTS 7.0(各7.0)。Grad Entryは関連学士+所定前提科目。
- 特徴:歩行分析・スポーツ分野の科目に強み。
Western Sydney University(シドニー西部)
- Bachelor of Podiatric Medicine (Honours)(4年, 3月)
- 要件:IELTS 7.0(各7.0)、Foundation経由可
- 特徴:多文化コミュニティでの実習機会が豊富。
La Trobe University(メルボルン)
- Master of Podiatric Practice – Graduate Entry(2年, 3月)
- 要件:関連分野の学士(WAM基準)、IELTS 7.0(各7.0)、前提単位必須
- 特徴:臨床と研究のバランス型。義肢装具や運動器連携の学際性が魅力。
※PBA認可の他大学(ニューカッスル、CQU、CSU 等)も存在しますが、取扱い可否は個別にご相談ください。
カリキュラムで学ぶ主な領域
- 基礎科学:解剖・生理・病理・微生物・薬理
- 専門:下肢生体力学、足部疾患、糖尿病足、オーソティクス設計、足部画像
- 臨床:病院/地域クリニックでの段階的実習、ケースマネジメント、感染対策・法/倫理
- 進路:病院、地域クリニック、スポーツチーム、義肢装具・フットウェア企業、研究機関、独立開業
よくある質問(FAQ)
Q. 英語7.0が未達です。出願できますか?
A. 付属EAP+本科パッケージやFoundation/Diploma経由で計画を組めます。まずは現在スコアから逆算してEAP併走プランを作ります。
Q. 日本の文系学部ですが進学できますか?
A. 可能性はあります。文系→医療系のGraduate Entryは前提科目の充足が鍵。科目ギャップをEAP期間中や出願前にどう埋めるかを個別設計します。
Q. 就職は病院以外もありますか?
A. はい。地域一次医療・高齢者ケア・糖尿病足クリニック・スポーツ現場・産業(フットウェア/オーソティクス/ヘルステック)など選択肢が広いのが特徴です。
当センターの無料サポート

当センターはオーストラリア大学留学専門ですが、大学付属カレッジ・語学学校の正規代理店でもあり、Podiatry進学に必要なFoundation/Diploma/EAP(進学英語)までワンストップで無料支援します。
- 大学・カレッジ・語学学校の最適組み合わせ提案
- EAP併走プランの設計(英語7.0までの到達計画)
- 出願~CoE~学生ビザまで一貫サポート
- 渡航後も現地日本語サポート拠点で継続フォロー
まずは現在の英語力と希望入学時期をお知らせください。最短・現実的なプランに落とし込みます。
進学スケジュール例(2月入学を想定)
- 0〜3か月:IELTS受験/現在値の把握、EAPプラン作成
- 1〜6か月:願書・書類準備、条件付オファー取得
- 6〜10か月:EAP/Foundation/Diploma → 英語条件クリア
- 10〜12か月:CoE発行 → 学生ビザ申請/渡航準備
- 翌2月:入学
競争率が高い学部のため、早期出願(前年春〜夏)が有利です。
重要事項
- 本記事は出願先大学の最新公表年を明記し、その時点の基準をベースに記載しています。要件・学費は毎年更新されるため、最新は当センターで確認のうえご案内します。

