オーストラリア永住権の職業リスト|大学・大学院から狙う実務ルートと学位要件

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オーストラリアの永住権につながる職業を調べていると、MLTSSL/STSOL/ROL/CSOL など用語が多く、自分はどの分野・学位から目指せばいいかわからないといった方も多いのが現状です。
本稿では、大学・大学院(+TAFE)のどの専攻がどの職業リストに接続しやすいか、卒業生ビザ(PSW/Graduate Work)→就業→申請までの現実的な道筋を、オーストラリア大学留学専門サポートセンターの視点でわかりやすく整理します。
※本記事は教育ルート設計の解説です。ビザの最終要件は政府公表や移民弁護士/ビザコンサルへ必ずご確認ください。


この記事のポイント

  • 職業リストの見方:MLTSSL(中長期)/STSOL(短期)/ROL(地方)/CSOL(就労・企業スポンサー系)
  • 学位の考え方大学・大学院が必須の職種(看護・教員・会計・エンジニア等)と、VET/TAFE から狙える職種(調理・建築系技能など)を切り分け
  • 卒業後ビザ:Bachelor 以上は PSW(最長2–3年※地域で延長)、MLTSSL の VET 系は Graduate Work(18か月)が基本
  • タイムライン:専攻選定 → 出願 → 在学(実習・英語) → 就業 → 職業評価 → 申請
  • 無料カウンセリング:大学・大学院とTAFEの最適ルートを比較提案(当センターは オーストラリアの大学/TAFE 正規代理店として全土で対応可能)

まずは用語整理:職業リストの4分類

MLTSSL(Medium & Long-term)

中長期で人材不足。独立技術系の王道。例)看護会計各種エンジニアシェフ建築技能 等。
学位要件の目安

  • 医療・教育・会計・IT/工学:Bachelor 以上が基本
  • シェフ/建築技能(大工等):VET/TAFE(Certificate/Diploma)+実務でも狙える職種あり

STSOL(Short-term)

短期的人材ニーズ。州指名や雇用主スポンサーが前提になる場面が多く、単独での永住化は難度高

ROL(Regional)

地方で人材不足。対象エリアで働く前提で州政府スポンサーに繋がりやすい。
都市志向か地方志向かは、専攻選びと同じくらい戦略要素。

CSOL(Core Skills)

雇用主スポンサー/就労ビザ系の職種群。スポンサー要件や年収基準など企業側条件が絡むため、雇用主開拓の現実性がカギ。

いずれも更新があります。最新の職業コード・要件は必ず公式情報で確認してください。


大学・大学院か、TAFE か?——学位レベルの目安

分野・職種例現地で望まれる学位レベル(目安)補足
看護(RN)/医療技術職Bachelor 以上英語要件が高め(例:IELTS 7.0 相当)。登録・職業評価あり。
教員(幼・初・中高)Bachelor 以上州ごとの登録と実習要件。英語 7.0 相当が目安。
会計・監査Bachelor/ Master職能団体評価と単位要件(Accounting/Tax/Audit 等)を満たす設計が重要。
IT・工学系エンジニアBachelor/ Masterスキルアセスメントで専攻一致・実務が重視される傾向。
シェフ(調理)VET/TAFE(Cert/Dip)+実務MLTSSL。実務で稼働時間を積む戦略が現実的。
建築技能(大工・配管・左官 等)VET/TAFE(Cert/Dip)+実務MLTSSL/ROLに多い。州や地域選びも実務獲得に直結。

医療・教育・会計・エンジニア等は大学・大学院卒が前提になりやすく、卒業生ビザ(PSW)で就業へ繋げやすいのが強み。技能系は TAFE→Graduate Work→就業の構成が王道です。当センターは大学/TAFEとも正規代理店として比較設計が可能です。


卒業生ビザの基本

  • PSW(Post-Study Work)Bachelor 以上最長2年(地方で延長のケースあり)。専攻不問だが、その後の職業評価は“専攻一致”が効く
  • Graduate WorkMLTSSL 掲載職に関連する VET/TAFE 2年以上+技術評価で18か月技能系で実務に乗せる用途

年齢・英語・提出時期など運用が変わることがあります。最新条件は必ず政府公式情報で確認


専攻選びに役立つ実務例

  • 看護:Bachelor of Nursing(実習充実・登録要件を満たす課程)→ PSW → RN就業 → 職業評価
  • 会計:Accounting/Professional Accounting(職能団体が求める単位群を網羅)→ PSW → 監査/税務等で実務
  • IT:Software/Data/Network など職業コードに直結させる。プロジェクト/インターン必須で職歴化。
  • 工学:Engineers Australia のスキルアセスメント要件を逆算(学修成果・コア単位)。
  • シェフ:TAFE で Commercial Cookery+Hospitality Mgmt → Graduate Work → 地方含め雇用主開拓。

進学~申請を見据えたタイムライン例

  1. 専攻選定:職業リスト/職能団体の要件/英語要件を確認
  2. 出願準備:成績・英文書類・エッセイ・IELTS 計画
  3. 入学→在学中:実習・インターン・関連アルバイト・英語 7.0 への底上げ
  4. 卒業→就業:PSW/Graduate Work 活用、雇用主開拓(地方も視野)
  5. 職業評価・申請準備:最新要件は移民弁護士/ビザコンサルで確認

永住権を見据えるなら設計が命。
大学・大学院か、TAFEか。どの学位でどの資格を取り、どう職歴を積むか——当センターが無料で個別診断し、大学/TAFE 正規代理店として最適ルートをご提案します。


よくある質問

Q. 大学は都市部と地方、どちらが有利?
A. 専攻×地域の実習先・求人の厚み、州の指名方針や地方加点も加味して選びます。

Q. 学部と申請職種がズレると不利?
A. 多くの職能団体は専攻一致を重視。実務で補える場合もありますが、最初の専攻設計が要。

Q. 英語はいつ 7.0 を狙う?
A. 入学時は 6.5 でも、在学中に 7.0へ。特に Writing/Speaking を前倒しで強化。

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