「部屋づくりが好き」「家具や照明を見るとついワクワクする」
そんな気持ちを、将来の仕事につながる専門スキルとして伸ばしたい方にとって、オーストラリアは魅力的な留学先です。
インテリアデザインのコースでは、
- 住まいや店舗などの空間づくりの考え方
- 図面・3Dモデルの作成スキル
- 色彩・照明・素材のコーディネート
- クライアントとの打ち合わせやプレゼンの方法
などを、実習中心で学んでいきます。
ここでは、オーストラリア大学留学専門サポートセンターの視点から、
- インテリア関連の主な職種
- TAFEで学べる内容の具体例
- オーストラリアで学ぶメリット
- 代表的なコースと入学条件
をまとめてご紹介します。
インテリアデザインの主な仕事
インテリアの分野には、次のような職種があります。
インテリアデザイナー(Interior Designer)
- 住宅・店舗・オフィス・ホテル・公共施設など、室内空間全体のコンセプトを設計
- 建築家・施工会社・職人・クライアントと相談しながら、空間全体のレイアウトや仕様を決定
- 図面・3Dパース・マテリアルボードなどを用いて提案・プレゼンテーションを行う
インテリアコーディネーター(Interior Decorator)
- 既にある空間に、家具・照明・カーテン・小物などを組み合わせて雰囲気づくりを行う
- 色や素材のバランスを考えながら、居心地のよい空間を演出
- 個人宅からモデルルーム、店舗のディスプレイまで幅広く担当
家具・キャビネットメイカー(Cabinet Maker)
- 家具や造作収納をゼロから設計・製作する専門職
- 木材や金物などの素材知識、工具・機械の扱い、図面読解力が求められる
- 専門の Cabinet Making コースで学ぶルートもある
実際の現場では、インテリアデザイナーがコーディネーター業務を兼ねるケースも多く、
「空間全体を設計したいのか」「既存の空間をコーディネートしたいのか」で、目指す職種やコース選びが変わってきます。
オーストラリアのインテリアコースで身につくこと
インテリア関連のコースでは、次のような力を総合的に伸ばしていきます。
- コンセプトメイキング(コンセプト立案・ストーリーボード)
- 図面・スケッチ・3Dパースの作成
- CAD/3Dソフトを使ったデジタルモデリング
- 色彩計画・照明計画・素材選定
- キッチンやバスルームなど機能空間のプランニング
- 住宅・オフィス・商業施設など用途別の空間計画
- 見積・仕様書・プレゼンボード作成
- クライアントとのコミュニケーション・プレゼンテーション
TAFE では「実際に現場で働けるレベル」をゴールにカリキュラムが組まれており、課題制作やグループプロジェクトを通じて、実践的なスキルを身につけていきます。
例:TAFE Queensland で学ぶインテリアデザイン
ブリスベン(South Bank)やゴールドコースト(Coomera)で開講されている
Diploma of Interior Design を例に、学べる内容をイメージしてみましょう。
主な内容(必修科目のイメージ)
- 2D・3D デザインプロセスの基礎と応用
- デザインブリーフ(企画書)の作成とクライアントとの打ち合わせ
- 住宅インテリアの照明計画
- 室内・外装における色彩計画とカラーコーディネート
- 住宅インテリアのプランニング(ゾーニング・動線計画)
- 建物構造や設備の基本理解
- インテリアプロジェクトの図面・仕様書・書類作成
- デジタルモデル(3D)やプレゼン資料の制作
選択科目の一例
- 手描き・デジタルでのドローイング・パース制作
- CAD/3Dソフトによる図面・モデリング
- 家具・アクセサリー・素材のリサーチと提案
- ソフトファニッシング(カーテン・クッション等)のデザイン
- オフィス・商業施設など複雑な空間向けのスタイリング提案
- キッチン・バスルームの空間計画
課題として、実在する住宅や店舗を想定したプロジェクトに取り組むことも多く、
卒業時にはポートフォリオとして活用できる作品が揃っていきます。
例:TAFE SA で学ぶインテリアデザイン
アデレードの TAFE SA でも、Diploma of Interior Design が開講されています。
こちらも、住宅中心のインテリア計画から、商業空間・バリアフリーなど幅広い観点を学びます。
主な内容(必修科目のイメージ)
- 室内・外装のカラースキーム作成
- 住宅の照明計画・インテリアプランニング
- デザインブリーフの作成・交渉・ブラッシュアップ
- 現場調査(建物構造・設備のチェック)
- 2D・3D デザインプロセスの研究と応用
- プロジェクト用デジタルモデル・図面作成
- 法規・倫理・コンプライアンスの基礎
選択科目の一例
- 住宅インテリアのスタイリング提案
- ユニバーサルデザイン(誰でも使いやすい空間)
- ソフトファニッシング・家具・素材の選定
- キッチン・バスルームの空間計画
- インテリアトレンドやデザイン史のリサーチ
- 見積・契約書の作成、ポートフォリオ発表
TAFE SA も、現場に近い実践教育が特徴で、卒業後すぐの就職や、大学編入のステップとして活用することができます。
オーストラリアでインテリアを学ぶ魅力
世界中のインテリアスタイルに触れられる
- 多文化社会のオーストラリアでは、各国のテイストを取り入れた店舗や住宅が多く、
街歩きそのものがインテリアの勉強になります。
個人店・ローカルブランドが強いマーケット
- カフェやショップの多くが個人経営で、チェーン店一色ではありません。
- オーナーのこだわりが詰まった空間を体感することで、発想力が磨かれます。
英語で専門を学ぶことで、活躍できる場が広がる
- 図面・打ち合わせ・見積書などを英語で扱えるようになると、
海外案件や外資系企業、海外在住のクライアントとも仕事がしやすくなります。
多国籍のクラスメイトと学ぶ刺激
- 同じくインテリアが好きな世界中の学生と一緒に学ぶことで、
自分にはない視点やスタイルから刺激を受け、新しい表現が生まれやすくなります。
オーストラリアでインテリアデザインを学ぶための入学条件
ここでは、代表的な2校の条件を整理します(2025年度目安)。
TAFE Queensland – Diploma of Interior Design
- キャンパス:ブリスベン(South Bank)、ゴールドコースト(Coomera)
- 期間:約1年6か月
- 入学時期:1月・7月(ゴールドコーストは1月のみ)
- 学費:21,600ドル程度
- 条件:
- 高校卒業
- IELTS 6.0(各5.5以上)相当の英語力
- 高校数学の基礎を復習しておくと望ましい
TAFE SA – Diploma of Interior Design
- キャンパス:アデレード(Tonsley)
- 期間:2年
- 入学時期:1月・7月
- 学費:2年間合計 36,510ドル程度
- 条件:
- 高校卒業
- IELTS 6.0(各5.0以上)相当の英語力
※学費やカリキュラムは毎年更新されるため、最新情報の確認が必要です。
インテリアデザイン留学を考えている方へ

インテリア留学といっても、
- まずは TAFE で実践スキルを身につけたい
- 将来は大学で建築・インテリアデザインの学位取得を目指したい
- 日本の大学卒業後に、オーストラリアで専門スキルを伸ばしたい
など、最適なプランは一人ひとり異なります。
オーストラリア大学留学専門サポートセンターは、
オーストラリア全土の大学だけでなく、TAFE・専門学校・語学学校の正規代理店として、
- 希望内容・英語力・学歴・予算のヒアリング
- TAFE と大学を組み合わせた最適な進学プランの提案
- 出願条件(英語・ポートフォリオ・成績)の確認
- 願書提出〜合格後のビザ・渡航準備・現地サポート
まで、すべて無料でサポートしています。
オーストラリアでインテリアデザインを学んでみたい方は、
まずはお気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。

