オーストラリアでプログラミングを学ぶという選択

大学留学

日本でも小学校で必修化されるなど、プログラミングは「知っておきたい教養」から「将来のキャリアを左右するスキル」に変わりつつあります。

一方で、

  • 何から学べばいいか分からない
  • 文系だから難しそう
  • パソコンに詳しくないと無理そう

と感じている方も多いのではないでしょうか。

オーストラリアのIT・プログラミング教育は、
文理の区別にとらわれず「実務で使えるスキル」を重視 しているのが特徴です。

  • コンピュータサイエンス・ソフトウェア工学などの大学学位
  • Coder Academy などのブートキャンプ型 IT 専門コース
  • TAFEのCertificate/Diplomaレベルでの基礎〜実務習得

など、目的やレベルに合わせて幅広い選択肢があります。


プログラミングを学ぶと身につく力

論理的思考力が鍛えられる

プログラミングは「モノと会話する言語」とも言われます。
コンピュータに

  • 何を
  • どの順番で
  • どのような条件で

実行してもらうかを、筋道立てて考える必要があります。

そのプロセスの中で、自然と 論理的思考力・問題解決力 が鍛えられます。

英語と同じ「言語」として学べる

英語が「英語話者と会話する言語」であるように、
プログラミング言語は「コンピュータやデバイスと会話する言語」です。

  • 学べば学ぶほど使えるようになる
  • 知っている言語が増えるほど応用が利く

という意味では、英語学習ととてもよく似ています。


どのレベルまでプログラミングを学ぶか?

「教養としての基礎」か「エンジニアとしての実務レベル」か

英語をどこまで目指すかで学び方が変わるように、
プログラミングも目的によって求められるレベルが変わります。

  • ITリテラシーとして概念だけ押さえておきたい
  • Webサービスやアプリを自分で作れるようになりたい
  • 将来はフルタイム・リモートエンジニアとして働きたい

など、ゴールによって

  • 学ぶ期間
  • 必要な英語力
  • 取るべき学位・資格

が変わってきます。

オーストラリアでは、

  • 大学:Computer Science/Software Engineering/IT 系学士・修士
  • 専門スクール:BootCamp型プログラミングコース
  • TAFE:Certificate IV in Programming/Diploma of Software Development など

といった複数ルートが用意されており、
「まず基礎→本格的なDiploma/Degreeへ進学」 というステップも取りやすいのが強みです。


人気プログラミング言語とITトレンドのざっくり整理

TIOBE Index や PYPL など、世界的な言語ランキングを見ると、
ここ数年、特に利用が多いとされているのは以下のような言語です。

  • Python
  • JavaScript
  • Java
  • C / C++ / C#
  • PHP
  • R など

Webアプリやクラウドサービスでは

  • JavaScript(+フレームワーク)
  • Python
  • Java

がよく使われ、
モバイルアプリや業務システム、データ分析などでも
これらの言語が基盤になるケースが多く見られます。

オーストラリアのプログラミングコースでも、
「Web開発で実際に使われている技術スタック」を中心に学ぶカリキュラム が主流です。


Coder Academy:ブートキャンプ型でエンジニア就職を目指す

本格的に「エンジニアとして働けるレベル」を目指す方に人気なのが、
シドニー/メルボルン/ブリスベンにキャンパスを持つ Coder Academy のコースです。

Diploma of Information Technology (Higher Education) の特徴

  • 政府認定の IT Diploma(高等教育レベル)
  • Fast Track BootCamp(約25週間) として短期集中で学べる
  • 未経験から「フルスタック・ジュニアデベロッパー」を目指す設計
  • Web開発・クラウド・チーム開発を通じて実務に近いスキルを習得

学べる主な技術スタック

  • HTML/CSS
  • Ruby/Ruby on Rails
  • Git/GitHub
  • JavaScript
  • MongoDB
  • Node.js
  • Express.js
  • React.js など

特に、企業でもニーズが高い

  • JavaScript MERNスタック(MongoDB/Express/React/Node.js)

を集中的に学べるのが大きな特徴です。


Coder Academy の学習スタイル

圧倒的な学習時間でアウトプット量を確保

  • コース期間:約25週間
  • 授業:月〜金 9:00〜17:00(週40時間目安)

合計すると 1,000時間規模でコードを書く ことになり、
まさに「プログラミング漬け」で実力を伸ばしていくスタイルです。

必要なことを効率的に学ぶカリキュラム

  • 分厚い参考書を1ページ目から読むスタイルではなく
  • 「現場で必須の構文・ツール」を先に押さえ
  • 分からない点を効率よく調べる方法も含めて学ぶ

という、実務に直結した内容になっています。

すぐ聞ける環境+ポートフォリオ制作

  • クラス内で講師・メンターにすぐ質問できる
  • Webアプリやサービスを実際に作りながら学ぶ
  • 作った成果物はそのまま就職活動用のポートフォリオに

IT企業によるゲストトークや、業界とのネットワーキング機会があるのも強みです。


Coder Academy:コース概要(目安)

Diploma of Information Technology (Higher Education)

  • 学校名:Coder Academy
  • キャンパス:シドニー/メルボルン/ブリスベン
  • 期間:おおよそ6ヶ月(Fast Track BootCamp)
  • 入学時期:2月/8月 など
  • 学費目安:24,950ドル前後(年度により変動)
  • 英語力目安:IELTS 5.5(各5.0以上)
    • 実際には IELTS 6.0 程度の英語力 があると安心です
  • 学歴:日本の高校卒業+オンラインインタビュー
  • 年齢:25歳以上が目安
  • PC:自身でノートPCを準備(必要ソフトは学校側が案内)

※最新の費用・入学条件は必ず公式情報をご確認ください。


学期ごとの学習イメージ(例)

TERM 1

  • Introduction to Web(ポートフォリオサイト制作)
  • Foundation Programming(Rubyでの基礎)
  • Programming I(オブジェクト指向の初歩)

TERM 2

  • Information Systems
  • Database Systems
  • Discrete Mathematics
    Ruby on Rails を使った Webアプリ開発やデータベース設計、決済機能などを学びます。

TERM 3

  • Programming II
  • Introduction to Software Engineering
    MERNスタック(MongoDB/Express/React/Node.js)を徹底的に学び、
    2つの技術スタック(Ruby+JavaScript)を使い分けられるレベルを目指します。

TERM 4(任意のインターンシップ)

スタートアップやテック企業での実務インターンを通じ、
チーム開発や業務フローを体験できるオプションもあります。


Holmesglen などのTAFEで基礎から学べるCertificate IV in Programming

「いきなりブートキャンプは不安」「まずは基礎からじっくり学びたい」という方には、
TAFEで開講されている Certificate IV in Programming などのコースも選択肢になります。

Holmesglen Institute of TAFE(例)

  • コース名:Certificate IV in Programming
  • キャンパス:メルボルン
  • 期間:1年
  • 入学:2月/7月 など
  • 学費目安:13,800ドル前後(年度により変動)
  • 英語力目安:IELTS 5.5(各5.0以上)
  • 学歴:日本の高校卒業程度

主な学習内容(イメージ)

  • オブジェクト指向の入門的なスキル
  • データベース・クエリ言語の基礎
  • クラウドストレージの活用
  • データドリブンなアプリケーション設計
  • モバイルアプリ基礎
  • セキュリティ・著作権・プライバシー
  • ユーザーインターフェース設計 など

Certificate レベルは「プログラミングの概念理解と基礎固め」が目的になるため、
「使えるレベル」まで一気に伸ばしたい方は Diploma やブートキャンプへのステップ として利用するイメージです。


プログラミング言語は常に進化するからこそ、最初の1言語をしっかり

言語人気ランキングの推移を見ると、
時代によって主流の言語は少しずつ入れ替わっています。

  • 以前は Java や C/C++ が中心
  • 現在は Python や JavaScript の存在感がより大きく
  • 今後も新しいフレームワークやクラウド技術が次々登場

というように、IT業界は常に変化し続けています。

とはいえ、

  • 1つの言語をしっかり学ぶ
  • その過程で「共通する考え方」「設計の考え方」を身につける

ことで、新しい言語へのキャッチアップは格段に楽 になります。

だからこそ、

  • 「最初の1言語+1スタック」を集中的に学ぶ
  • その後、必要に応じて言語を増やしていく

というステップが現実的です。


オーストラリアでプログラミングを学びたい方へ

オーストラリア大学留学専門サポートセンターでは、

  • IT・コンピュータサイエンス系の大学・大学院進学
  • Coder Academy などのブートキャンプ型コース
  • Holmesglen をはじめとする TAFE の Certificate/Diploma
  • 語学学校+ITコースの組み合わせプラン

まで、オーストラリア全土の大学・TAFE・専門学校・語学学校の正規代理店として無料サポート を行っています。

具体的なサポート内容

  • 希望・英語力・学歴・予算のヒアリング
  • 大学・TAFE・専門学校を組み合わせた最適プランの提案
  • 必要英語スコアや入学条件の確認
  • 出願書類の準備・願書提出
  • 学生ビザ申請サポート
  • 渡航準備・現地生活サポート

学費・情報に関する注意点

  • 本記事のコース情報・学費は、各学校が公表している内容をもとにした目安です。
  • 学費・入学条件・開講キャンパスは年度によって変更される場合があります。
  • 日本円での金額は、お支払い時点の為替レートにより異なります。

オーストラリアでのプログラミング留学に興味がある方へ

  • 未経験からITエンジニアを目指したい
  • まずは1年間、海外でプログラミングの基礎を身につけたい
  • 日本の大学卒業後に、ITスキルをプラスしたい

といった方は、ぜひ一度ご相談ください。

オーストラリアのプログラミング・IT留学について、
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